理論

活性化リケラテクニカルBOOK 好評販売中

リケラプラスのキー原料から処方、使い方まで、基礎となる理論を解説します。

大人のやせ髪

髪のピークは、男性で20歳前後、女性で35歳前後といわれています。

ピークを過ぎると、髪はだんだん細くなり、ハリコシやボリュームがないなどの悩みを抱える「大人のやせ髪」へ変化していきます。

30代後半から多くの方は大人のやせ髪と言えます。

そして、「大人のやせ髪」には以下に見られる7つの悩みがあります。

● ボリュームが出ない
● うねりやクセで髪がまとまらない
● ハリ・コシがない
● 枝毛・切れ毛が多い
● パーマがかからない
● ツヤがなくなってきた
● 乾燥・パサつきが気になる

生えてきたばかりの髪は健康であるはずなのに、大人のやせ髪が多くの悩みを抱えているのは、髪が成長する過程でケラチン骨格とCMC骨格が不足しており、やせ細っていることが原因です。

ケラチン骨格とCMC骨格は髪を構成する重要な2つの骨格であり、これらの骨格がきちんと整っていることで、髪はしなやかさやツヤがあり、まとまりのある髪となります。

大人のやせ髪は、髪を作るための栄養不足や血行不良などが理由で骨格がしっかりと作られていません。

これは、穴が開いているから塞ぐ「ダメージ補修」ではなく、髪を骨格から整える必要があります。

ケラチン骨格(コルテックス)とCMC骨格(間充物質=CMC)が少なくなり、髪が痩せた状態。メデュラが肥大化してくる

また、大人のやせ髪は初めからケラチン骨格とCMC骨格が少ないので、若い頃と比べてもカラーやパーマなどのケミカルダメージも受けやすくなっています。

そのため大人のやせ髪の施術する際には、ダメージ保護をきちんとしていく必要もあります。

(ダメージ保護にはワクワクneoシリーズをご活用ください)

キー原料

ドデシルPGアミノエチルジスルフィドケラチン ─ 髪の骨格リノベーションを実現させるもの

CMC融合型骨格ケラチン「ドデシルPGアミノエチルジスルフィドケラチン」

CMC融合型骨格ケラチン
「ドデシルPGアミノエチルジスルフィドケラチン」

髪のリノベーションを行うために必要な原料を、リトル・サイエンティストでは独自に開発しました。
この原料をドデシルPGアミノエチルジスルフィドケラチン(ドデシルPGAEDSケラチン)と呼びます。
このケラチンは多くのSS結合で髪の骨格を矯正する機能と、ドデシルPGの脂質のような機能で、髪にしなやかさを与える性質があります。さらに、ドデシルPGが髪のCMCに突き刺さることで、ケラチンの骨格にCMCをも固定化し、持続性のある効果を与えることができます。

髪のケラチン骨格をリノベーションする
 = ケラチン骨格を作る性質

髪にしなやかさを与える
 = 脂質のような性質+持続性

工程の概略

リケラプラスでは、リノベーターに配合されているドデシルPGアミノエチルジスルフィドケラチンをアクチベーターで活性化し、それを髪内部に取り込んで配列した後、アンカーで固定化します。

活性化リケラで髪の骨格をリノベーションする

活性化リケラは分子内のSS結合を利用する

活性化リケラは、ドデシルPGAEDSケラチンの多数のS-S結合で、髪のケラチンを【補強する】方法です。

<メリット>
髪内部に【S-S結合】で定着するため、効果や持続性がもっとも感じられる。

リケラプラスの基本的な使い方は、リノベーターに配合されているドデシルPGAEDSケラチンをアクチベーターで活性化し、それを髪内部に取り込んで配列した後、アンカーで固定化します。それを表したのが下のイメージ図です。
このリケラプラスを用いて施術するときに、CMC骨格を補修するリケラエマルジョンとリケラミストを合わせて使うことで、ケラチン骨格だけではなくCMC骨格も作ることができるのです。
これは、リケラエマルジョンとリケラミストで整えたCMC骨格がドデシルPGAEDSケラチンによってしっかりと留まり続けるためです。
このようにしてケラチン骨格とCMC骨格を整えていくことで、「大人のやせ髪」の悩みを解決していくのです。

活性化リケラの使い方

STEP
アクチベーターでリノベーターを活性化する

リノベーターを活性化させることがまず初めに行うこと。アクチベーターの役割です。

アクチベーターは、還元剤の1種であるチオグリコール酸グリセリル(GMT)が主原料です。
リノベーターを最大限に活かすためには、リノベーターのドデシルPGアミノエチルジスルフィドケラチンにあるSS結合をきちんと切断して、活性化しておく必要があります。
GMTは反応速度が遅いため、予めリノベーターとアクチベーターを混ぜて、10分以上熟成させましょう。

STEP
髪のケラチンのS-S結合を開く

リノベーターを導入させるために、髪のケラチンのS-S結合も開いていきます。

S-S結合を開くために数ある還元剤の中でGMTを用いる理由は、GMTは中性でも還元作用があるからです。アルカリ性で還元作用を示すものを使うと、少なからずアルカリダメージを受けてしまいます。リケラプラスは、中性トリートメントとしてダメージを最小限にするため、還元剤にGMTを用います。

STEP
活性化リノベーターを髪に浸透させる

活性化したリノベーターを浸透させて骨格を矯正します。リケラプラスの施術のメインです。

活性化リノベーターとリケラエマルジョンやリケラミストを混ぜたものを塗布することで、ケラチン骨格だけではなく、CMC骨格を作ることが出来ます。
これは、リケラエマルジョンやリケラミストで整えたCMC骨格にドデシルPGアミノエチルジスルフィドケラチンのドデシル基がしっかりと突き刺さるからです。

STEP
余分なアクチベーターなどを洗い流す

余分なアクチベーターなどはしっかりと洗い流しておきます。

余分なアクチベーター(還元剤)が残っていると、施術後のダメージにつながるのでしっかりと落としておきましょう。
(還元剤を残さないために、水洗後に、『ワクワクneo ヘマヘマ』を使い還元剤の不活化をすることをお勧めしています。)

STEP
アンカーで定着させる

最後にアンカーでリノベーターを固定化させます。

アンカーは臭素酸ナトリウムを配合した酸化剤です。
臭素酸ナトリウムは通常髪質が硬くなりがちですが、アンカーは臭素酸ナトリウムでありながら柔らかく仕上げます。
また、臭素酸ナトリウム濃度が10%であるため、2度付けの必要がありません。

施術例が気になる方は → リケラプラスの施術例

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リケラプラスで髪の骨格をリノベーションする

細くなったり、うねったりして思い通りのスタイルにできなかった「大人のやせ髪」が、髪をリノベーションすることによって健康な髪になり、悩みを解決します。

リケラプラスセミナー

リケラプラスについて詳しく知りたいという声にお応えして、リケラプラスセミナーを動画で配信しています。

くわしくは、下記のリンクサイトでご確認ください。

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リケラプラスについてのテクニカルブックがあります。ご参考にお買い求めください。

この内容をまとめてみたい方は…

活性化リケラ テクニカルBOOK

リケラを使用したトリートメント施術のテクニックやリケラの理論、
カラー・パーマ・ストレートの施術方法などを細かく説明した1冊。

リトル大学院ノートと併せて学習することにより、
より理解が深まる内容となっております。

【目次】
01 活性化リケラトリートメント
02 活性化リケラの理論
03 活性化リケラQ&A
04 活性化リケラカラー
05 活性化リケラ収れんクリープパーマ
06 活性化リケラストレート
07 活性化リケラデジタルクリープパーマ
08 つむじもふんわリケラ

●仕様:カラー/12ページ

●税込・送料込み ¥400